借金が膨れ上がってしまって返済が難しい状況にある方は、闇金に手を出してしまっているケースも珍しくありません。

債務整理するから一安心と思っているかもしれませんが、闇金にも適用されるのでしょうか。

居場所もコロコロ変えるような闇金ですから、果たして債務整理に対応してもらえるのか、不安もあるでしょう。

そんな疑問を解決しましょう。

情報を知っていれば前もって対策も取れますし、気持ちを強く持つこともできます。

早速、闇金と債務整理についてみていきましょう。

一筋縄ではいかない場合も多いのが実情

闇金は連絡がつきにくい

債務整理は国が認めた制度です。

申告すれば全部の借金に適用されると思いがちですが、難敵が闇金です。

通常の金融会社は国が審査をして認めた会社だけが登録営業できる許可制です。

ですから、国の制度である債務整理も、対応するので手間は掛かるかもしれませんが問題はありません。

しかし闇金は、国の許可を得ずに金融業を行っていますから、鼻から法律順守など考えていません。

そのため、申請すれば対応してもらえるとは限りません。

また、申請したくても連絡先がつながらないとか、頻繁に変わってしまうのも闇金の特徴です。

居場所を不明瞭にすることで、自分たちの保身を最優先にしているのです。

調査力と交渉力がポイント

債務整理において厄介なのが闇金ですが、やるべきことは大きく２つあります。

まずは所在をあきらかにすることです。

連絡先や事務所の場所などを突き止める必要があります。

もう1つが債務整理に応じるように交渉することです。

先程述べたように闇金は法にのっとった借り入れではないので、債務整理も関係ないと言ってくることも多いです。

この調査と交渉は素人では正直厳しいです。

そこで弁護士など専門家に依頼することがおすすめです。

法律にのっとって調査や交渉をすると、できる範囲がグッと広がります。

また最悪、闇金自体を裁判などにかける資格があります。

存在自体をリスクにかけるよりも、債務整理に応じる方がよいと態度を変える闇金も多いです。

依頼するにあたっては、正直にすべてを伝えることが大切です。

闇金は自分たちの存在をはっきりとさせないようにしています。

ですから、まず債務整理を告知する連絡手段の調査からしなくてはなりません。

そのあとに交渉も必要になるでしょう。

この作業は専門家である弁護士や司法書士などに依頼することが重要です。

素人だと話しをはぐらかされたり、逆に威圧的な対応をされたりする可能性も高いです。

闇金での借り入れを債務整理することはできますが、それにはこちらも対策を立てて賢くなる必要があります。